資本主義自由経済のリーダーを自認するだけあって、住宅金融市場の整備とそのコントロール、税制優遇措置などによって、国民、とくに中間所得層に対して個人の持ち家取得の推進を効果的に進めているところに、最大の特徴がある。また、アメリカ人にはチャンスを求めて移動の自由を重んじる気質がある。はるばる新天地を目指して海を渡ってきた祖先の血を引いているためか、1か所にとどまって、そこを「終の住みか」にするといった考え方はあまり-)ない。それが、アメリカ人は6年に1回の割合で家を移り変わるといった統計にもなって表れているのかもしれない。たしかに、何代にもわたって時間が蓄積された場所に暮らすことを好むヨーロッパ人にくらべると、アメリカ人は引っ越し好きの国民といえる。少ない人でも、一生において6回は大きな移動を経験しているというデータもある。自分のライフスタイルの変化や家族の成長とともに、それに応じた家に住み変わるのは、一般のアメリカ人にとっては当たり前のことだ。また、人生の成功とともに、より大きなより高いグレードを持った家に移り住み、移り住んだ家の歴史が、その人の人生を物語っている。
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